【ルームシェア住宅実践記】要介護が必要な事態になった時の考え

目安時間6分

生活困窮者や単身高齢者の入居を拒む大家の理由は

主に3つ。

 

「家賃滞納」と「要介護」と「孤独死」

 

今回は「要介護」について

私の考えを伝えてみる。

 

 

高齢者の受け入れをの行く先は

終の棲家になるか途中で介護施設か病院に行くパターンがある。

 

 

このルームシェアハウスは入居者に合った

手すりを設置する事ができる。

 

通常賃貸での設置などはNGだが

このルームシェアハウスは違う。

 

 

ガンガン手すりを付けて頂いて構いません。

なので少しくらい歩行に不安が合っても

自分の事は自分出来る期間が長い訳である。

 

 

バリアフリーで危険予知能力が下がるより

常に段差がある環境で住んでいる方が

足は上げるし体は動かすので

1日でも健康で長生きする方向になると考えている。

 

 

 

大家としては

長く健康で住んで頂ければ結構だが

「俳諧」「痴呆症」「排泄」

など自分の事が自分で出来なくなると

ルームシェアメンバーや近隣の方にも迷惑がかかってしまう。

 

 

近くに家族がいれば施設の移動の相談も出来るかも知れないが

お金の問題と積極的な説得が無いとうまく行かない。

つまり「お金の事情」と「本人の意思」と「家族を含む支援者達の説得」が必要な訳だ。

 

それが一つ掛けても難しい問題です。

 

 

これは私の考えた戦略ではありますが

問題が起こった時は救急車を呼びます。

 

 

「倒れた」→「入院」→「ご家族の引き取り」

 

このパターンで介護施設に移動していただこうと考えております。

私が提供しているのはあくまでも

住まいの提供であり介護の提供ではありません。

 

 

そして入居時によくそのような話をしておく必要もあります。

「一人で住めなくなったら施設に行くんだよ。」って。

そして行政や介護事業者と元気なうちに関係を作ってもらう努力をしないといけません。

 

 

これも入居前に行っておきます。

 

そうする事で

介護が必要になった際に行政や介護事業者に

その時の空気感は伝えておく必要があります。

 

 

「○○さん最近俳諧が始まっている情報があります。」

「もうそろそろ一人での生活は難しいと感じています。」

 

 

と。

 

 

からの救急車騒ぎと言う流れを作ります。

行政、介護事業者、大家が

「この入居者さんは一人暮らしは無理です。」

と言えば介護施設に入る手続きがされます。

 

 

その間は病院で過ごす事になります。

このような住まいがなく介護施設の空き待ちの患者を

「社会的入院」と言うそうです。

 

 

なので自分の事が出来なくなってしまっては

お世話になるべきところでお世話になるべきです。

 

 

無理をさせてまで本人の意思を尊重し一人暮らしを

させてはいけないと思います。

 

 

その際まだ頭がしっかりしているようであれば残置物の撤去の話し合いをします。

家族がいれば尚良し。

 

 

残置物の撤去費用もご家族の負担が無ければ

敷金の相殺と保証会社に請求をして綺麗にさせて頂きます。

(簡単に記載していますがリスクがあります。)

 

実際の高齢者の一間にある荷物はそれほど多くないでしょうから

費用はそれほど掛からないと思っています。

 

 

そして新たにお部屋が必要な方に入居してもらう。

と言う流れとなります。

 

 

 

 

 

 

 

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