今回は中国輸入で企業する時に気を付けること
についてまとめます。
専門知識についてではなく
ビジネスの基礎中の基礎ともなることが
ほとんどとなりますが、
初めて起業する方や輸入ビジネスは初体験の方は
ついつい見逃しがちなことも多くあるかと思います。
確認もかねてぜひご覧ください。
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- 経費について把握しておく●
私用の衣服や外出にかかった費用を
経費で落としたことがあると
聞いたことがあるかもしれません。
しかしその会社の業務が「何か?」によって
経費で落ちるものは変わりますし、
税務調査が入っていないだけで
グレーであることもあります。
衣服は通常は経費で落とせませんが、
芸能人などが衣装として購入すれば
経費で落とせます。
以上はビジネスの常識の範囲内でありますが
再度ご確認ください。
中国輸入ビジネスの経費を考えるときは
上記の他にも、商品の仕入れにかかった費用は
売れて初めて経費となるため、
仕入れた段階では経費にはならないということを
理解しておいてください。
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- 作業の外注・効率化をする●
商品の梱包や発送、外国語を使っての交渉、
マーケットのリサーチ、ウェブサイトのデザイン
管理など、商品を販売するだけでなく
商品を輸入するなら尚のこと業務は多様化し
手間がかかります。
すべて自力でやるには時間も足りませんし、
どれもおざなりにすることはできない
重要な仕事です。
特に起業した本人は事業計画について考えたり、
勉強も必要です。
時間を生み出すためには
ある程度の費用を気にせず外注化、ツール導入、
スタッフの採用をして舵取りに
専念するようにしましょう。
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- 失敗事例を学ぶ●
ビジネス全般、小売業、そして中国輸入と
広く失敗事例を調べておき、
同じような過ちを犯さないようにすることが
当然大切になってきます。
リスク管理を知らない最初のうちは
特に投資などで失敗をしてしまうと
再起が難しくなってしまうこともあります。
失敗を調べているうちには
「そんなこと当然だ」
と思いがちではありますし
マイナスな気持ちに
なってしまうかもしれませんが、
同じ失敗を避けるためにも
必ず学んでおきましょう。
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- Amazon以外の販路を知っておく●
Amazonの販路は初心者でもお勧めですが、
仕入れた商品をAmazonだけに頼るわけにはいきません。
忘れがちなのは目的です。
物販で成功したい事がいつの間にか
Amazonで成功したい!
と変わる人が多いですからね。
輸入ビジネスに関する法律を
学んでおくのと同時に、
Amazon以外の販路でも商品が売れるよう
リスクマネジメントを取るマーケティングが
必要となってきます。
例えば即金性のある
ヤフーオークションやメルカリを使い
キャッシュを確保する方法です。
しかしAmazonで売れるなら
ヤフーオークションやメルカリで売れる
とも限りませんし、逆も当然です。
ECサービスごとに客層は違いますから
当然需要も異なります。
しかし手軽なECサイトで
テストマーケティングをして
在る程度の結果を得ることはできます。
それぞれに個性はあると理解した上で
様々な販路を想定しておきましょう。
ちなみにAmazonのアカウントは
凍結するリスクがありますからね。
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- 法人化する機会を間違えない●
個人事業か法人かに関わらず
起業後2年間は消費税の支払いを
免除されることから、
最初の2年間は個人で事業を行う方が
多数かと思いますが、
融資をはじめとした信用面からいうと
利益が出ているならばなるべく早く
会社を設立することをお勧めします。
利益が必要なのは、
設立費用や維持コストが必要なためです。
資金が用意できるならば
極力早い会社設立をすすめます。
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- 専門家に頼る●
・税理士
結論から言うと税理士は必須です。
専門家としては最も重要な存在です。
なぜなら税理士によって
税務調査の入られやすさや厳しさ、
また会社の利益にまで影響が及びます。
一番慎重に選ぶべきパートナーだといえます。
・弁護士
中国輸入ビジネスに必須というほどではありません。
・弁理士
弁理士とは知的財産についての専門家です。
知的財産権の取得の手続きを行ったり、
自社で開発した製品を模倣されたときなど
トラブルの解決にあたったりします。
コンサルティングとしても使えます。
頻繁に用事が無ければ雇うことはせず、
商標取得など入用のときに
弁理士事務所に任せれば十分だと思います。
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- 人を育てる●
雇っても外注しても
他人と関わることになりますが、
優秀な人材を確保しておくことは困難です。
自身で起業や独立してしまうこともありますし、
条件の良い他社に取られることも往々にしてあります。
普通の人を丁寧に育てていくことが一番の近道です。
ただし普通の人だからといって報酬を少なくすれば
応募してくれる人の質も仕事の質も下がります。
人材の獲得、育成にかかる費用は
もったいぶってはいけません。
また仕事の引継ぎができるよう、
業務のマニュアル化も必須です。
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- キャッシュポイントの確保●
中国輸入ビジネスは投資としての面もあります。
資本金が必要なのはもちろんですが
初期に仕入れやマーケティング調査など
お金がかかってしまいます。
必要経費を削ることはできませんし
するべきではありません。
資本金と利益だけで会社を回すことは
きわめて難しいのです。
本来は推奨されませんが、
他のビジネスを並行して行い
キャッシュをまわしていくことも
一つの手段なのです。
本業を持ち給料から出資していくのも
おすすめです。
確実にお金が増やせる仕事は希少です。
また他のビジネスから学んだことを
輸入ビジネスにも活かせることも
後々大きな強みになりえます。
なお資金がある程度たまっても
一度にまとめて投資してはいけません。
仕入れでも他の投資でも、
一気に100%を使い切るのではなく、
数度のテストを繰り返してから
精度を上げて行きましょう。
効率的に売上を上げることができれば、
銀行などの票かも上がり融資が受けやすくなります。
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以上は中国輸入ビジネスに限らずビジネスの基本であり、
常識かもしれません。
しかし中国輸入は外国とのやり取りもあり、
他の物販ビジネスと比べ
学ばなければならない事項が
他にも数多く在ります。
だからこそこうした基礎が重要になってきます。
自由度が高いからこそ、
基礎を固めなければいけません。
これらのポイントを何度も振り返り、
堅実かつ自由にビジネスを
楽しんでいただきたいです。
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